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金購入前にこれだけは知っておきたい注意点

金購入前にこれだけは知っておきたい注意点

金を購入して資産にしたいと思ったときに、何か注意した方が良い点があるのではないかと気になった方もいるでしょう。

金を初めて購入するときには多かれ少なかれ不安を抱くのが当然です。この記事では金購入をする前に知っておきたい注意点を詳しくまとめました。

金を購入してから後悔しないようにするための対策も併せて紹介するので、万全の準備を整えて金を購入しましょう。

購入価格が高額になる

金購入をする前に、まずは十分な資金を用意しておきましょう。

金は安全資産やリスクヘッジ資産として人気がありますが、まとまった金額の資産がないと購入するのが難しいという問題があります。

金地金の場合

金購入で標準的な金地金を購入するときには数百万円の資金が必要です。

例えば、500グラムの金地金を購入するときにいくら必要になるかを考えてみましょう。

近年では金の相場は1グラムあたり8,500円前後になっています。つまり、500グラムの金地金を購入するには425万円の資金が必要です。

計算例
金の価格 約8,500円 × 500グラム = 必要資金 約425万円

10グラムの金地金を購入するだけであれば85,000円の資金で始められます。ただ、金地金はいわゆる「金の延べ棒」として500グラムまたは1キログラム単位で成形されているのが世界標準です。

日本では10グラムや100グラムなどの小さい金地金も生産されているため、少額での購入もできないわけではありません。

しかし、金地金業者では金を融解して成型する製造過程でコストがかかっているため、少量の金地金の購入のときには手数料がかかるのが一般的です。

金地金100gの売買手数料
田中貴金属工業

購入:16,500円

三菱マテリアル

購入:8,250円

楽天証券

購入:購入代金×1.65%

500グラム以上の金購入であれば手数料無料というのが業界標準になっているため、手数料負担をなくして資産を減らさないようにするには425万円前後の資金が必要と考えた方が良いでしょう。

プール共有型の場合

ただ、まとまった資金がない場合にはプール共有型金商品を利用する方法もあります。

プール共有型金商品の場合には複数の投資家による資金をプールして金地金を保有する仕組みになっています。

プール共有型の例

金地金をすべて保有する必要がなく、ある金地金の10%を保有するといった形にできるのが特徴です。売るときにもその10%を持つ権利を売るという形にできます。

最小のグラム数や金額については取り扱い業者によって違いますが、最小で1グラムから金を購入可能です。

1万円くらいの資金があれば金購入が可能なので、少額資産を運用したい人でもプール共有型金商品であればすぐに始められます。

利子や配当金が無い

金購入による資産運用では利子や配当金をもらえないので注意が必要です。

利益の出し方
定期預金

・年利0.001%~0.1%

株式投資

・配当金
・株主優待

債券投資

・利息
・分配金

金取引

・金が値上がりしたタイミングで売却

銀行預金や郵便貯金のように元本保証される資産運用方法でも、ゼロ金利時代とはいえ0.001%~0.1%くらいの年利で利子が付きます。

株式投資をすれば年間に2回程度の配当金を受け取ることが可能で、数%~十数%の利益を得られます。債券投資でも利子収入を得ることが可能です。

投資信託では目論見書を確認する必要がありますが、定期的に分配金を出す仕組みのものも多くなっています。

しかし、金は実物資産なので、保有しているからといって追加的に利益が生まれるわけではありません。金地金を購入しても利子収入や配当利益を得ることはできません。

金は売買によって獲得するキャピタルゲインは期待できますが、持っているだけで不労所得になるインカムゲインはないのが注意点です。

例えば、500万円の資産を1年間運用したときに、金購入をした場合には利子や配当金についてはゼロです。

年利0.01%の定期預金に使ったとしたら、5,000円の利子収入が入ります。

年間の配当率が8%の株式を購入していた場合には、40万円の配当金を手に入れることが可能です。

運用方法 収益
定期預金(年利0.01%)

5,000円の利子収入

株式投資(配当率8%)

40万円の配当金

金取引

利子や配当金についてはゼロ

このように、他の資産運用をすれば少額であっても利益を得られます。

資産運用の方法として金を選ぶときにはデメリットと言わざるを得ないでしょう。

ただ、現金も金と同様にインカムゲインはありません。現金で持っているのと同じだと考えれば金に利子や配当金がないのもデメリットにはならないでしょう。

また、金にはキャピタルゲインを手に入れやすいメリットがあります。金の価値は歴史的に見ると上がり続けてきているので、長期的に考えれば売却時に利益を生み出すことが可能です。

このようなインカムゲインはとキャピタルゲインの関係は、金購入をするときには念頭に置いておいた方が良いポイントです。

インカムゲインによって少しずつ資産を増やしたいなら利子や配当金のある投資方法を選びましょう。

キャピタルゲインを狙いたいなら、安全性の高い金を購入するのがおすすめです。

為替の影響を受ける

投資をするときには為替リスクが不安な人も多いでしょう。金購入であれば為替は特になさそうだと思われがちですが、金購入では為替の影響を受けます。

金の購入と売却を通して資産を増やしたいと考えているなら、為替レートを見て買うタイミングを見極めるのが大切です。

金購入をするときには金と日本円の取引と考えてしまいがちです。

確かに取引上は日本円で支払って金地金などを手に入れることになります。しかし、金の金額はどのようにして決まっているのかを知っているでしょうか。

日本での金の売買金額は世界相場によって決まっています。

金の世界相場に最も大きな影響を与えているのがロンドン市場です。ロンドン市場では米ドルを基準にしているため、金の価格相場は日本円で決まっているわけではありません。

そのため、日本円で金購入をするときには、実質的には日本円を米ドルと交換し、その米ドルで金を買うことになります。

日本円の価値が低下している円安ドル高の状況では、金の購入価格は高くなるでしょう。日本円の価値が高い円高ドル安の状況なら金を安く買えると期待できます。

円安の場合
円価格 ドル価格 金価格
円高の場合
円価格 ドル価格 金価格

ただ、米ドルの価値が上がっていれば日本円での価格は下がり、米ドルの価値が下がっていれば金の価格は上がります。

金購入をするときには間に入る米ドルの価値に注意して、買い時を見極めるのが重要です。

為替レートは政府が介入するから極端に変動することはないと思っている人もいるかもしれません。

確かに通貨価値が大きく変わってしまって自国が不利にならないように政府が介入することはよくあります。

しかし、為替介入には限度があるので、大幅な変化が起こることは稀です。ドル円相場も2012年頃には80円程度だったのが、2022年には140円にまで上がっています。

政情不安から生まれた円安ドル高の状況は今後も続く可能性があります。

ただ、今後ずっと140円程度で安定するのか、150円を超えて高くなっていくのかは現状としては不透明です。

今後の世界の経済動向によって変わっていくでしょう。

金を購入するときには金相場の動きも確認することが必要です。

米ドルに比べて価値が低いときに購入した方が資産価値が高くなるからです。そのため、金購入ではドル円相場の動きと金相場の動きを同時に追わなければ購入のベストタイミングを見分けられません。

これから金購入をしたいと考えている人にとっては、複数の相場を分析してタイミングを見つける必要があるのが大変な点でしょう。

保管の手間やコストがかかる

金購入をすると保管の手間やコストがかかる点には留意しておきましょう。

金を購入したら金地金や金貨などの金の現物を保管する必要があります。

保管の必要性

金の取り扱い業者から金を受け取った場合には、どのように保管したら良いかをまずは考えなければなりません。

ショーケースに入れて金地金をリビングに飾る、額縁に入れて寝室に金貨を飾るといった方法もあるでしょう。ただ、人の目に付くところに飾っていると盗難されるリスクがあります。

外から見える場所に飾ってあったら、空き巣の被害に遭うリスクが高くなるでしょう。金を持っていることが訪問業者などを通して知られてしまったのが原因で盗難に遭うケースもあり得ます。

金を手に入れたら、いかにして安全な形で保管するかを考えることが必要です。

安易に見えるところに置いておくと盗まれる可能性があるので、十分な対策を練った方が良いでしょう。

保管方法①

金を安全に保管するには金庫に入れるのが効果的な方法の一つです。

金庫

耐火金庫に保管してパスワードロックをしておけば、金庫ごと盗まれない限りは資産を失わずに済むでしょう。

ただ、耐火金庫を選んで購入し、どこに置くかを考えて設置するのには手間がかかります。パスワードも忘れないようにしてどのように管理するかを考えなければなりません。

火事があっても燃え残りますが、耐火金庫は重いので緊急時に持ち出すのが困難です。

安全かつ必要時には持ち出せるように自宅に保管しようとすると意外に大変なので注意しましょう。

保管方法②

購入した金を業者に預ける方法もあります。

貸しコンテナやレンタルボックスなどでは貴重品の盗難に際して保証がない場合ほとんどです。金融機関の貸し金庫サービスを利用しなければならないでしょう。

厳重なセキュリティ下で保管してもらえるので安心ですが、保管手数料が高いのが問題です。

金専門の業者でも1kgあたり5,500円程度が手数料としてかかり、保管料として毎年数量に応じた金額の支払いが求められます。典型的には5kgを預けるのにかかる保管料は年間5,500円程度です。

依頼先の業者によって料金体系には違いがありますが、中長期的に金を運用していきたい場合には莫大なコストになるのは明らかです。

保管サービス料金の目安
三井住友銀行

11,000円~23,100円
6ヶ月利用

三菱UFJ銀行

16,170円~29,700円
年間利用

田中貴金属

5,500円
1kgあたり

ルミゴールド

なし

1kgの金を800万円で手に入れたとしたら、預け入れて1年が経過した時点で11,000円程度のコスト負担があります。

5年後には33,000円のコストがかかってしまい、もし金相場が変わっていなかったら大きな損失になります。

保管の手間やコストの問題sは金購入をするときにどのような対処をすべきかをよく考えた方が良いでしょう。

ルミゴールドのプール共有型金商品を活用しよう

金購入では金地金をそのまま買おうとすると金額的に大きな資金が必要になります。

利子や配当金がないにもかかわらず、保管を安全な業者に任せると手数料や保管料がかかるのが問題点です。

為替レートも考慮しなければならないという課題もあるので、金に興味を持っていた人も購入をためらう気持ちが出てきたのではないでしょうか。

資産運用の方法として金には魅力がありますが、金購入は確かに大変です。ただ、金の取り扱い業者によってサービスには違いがあります。

金の価値に興味を持っているなら、あきらめずにできるだけ負担が小さくて済む業者を選んで金を購入するのがおすすめです。

ルミゴールドのプール共有型金商品

ルミゴールドは金購入の注意点を聞いて不安が出てきた人でも気軽に金購入ができます。

ルミゴールドではプール共有型金商品を専門的に取り扱っています。円単位でもグラム単位でも購入が可能です。

購入価格は手数料込みの価格がグラム単位でホームページに掲載されていて、追加料金はかかりません。

購入価格

手数料額についてもサポートに問い合わせれば開示してもらえます。さらに、ルミゴールドでは金購入後には金商品の証書を付けてもらうことが可能です。

購入日、商品名、証書番号、金の重量といった基本的な情報がすべて証書に記載されているので、資産として保有していることを簡単に証明できます。

保管料がかからない

また、ルミゴールドのプール共有型金商品を購入すれば保管料ゼロでルミゴールドに金地金の保管を依頼できます。

ルミゴールドでは第三者が保有しているオーストラリアの金庫に保管依頼をしていて、信頼性の高い資産管理を任せられるのが魅力です。

オーストラリアの金庫のイメージ
※画像はイメージです。

安全性の高い金庫に保管しなければ、盗難によって資産が失われるリスクがあります。

セキュリティが整っている専門業者に委託しているルミゴールドなら安心です。

金購入をしたときに金を送付してもらう必要がないため、受領の手間がかからず、送料負担もないのもメリットでしょう。

ルミゴールドがおすすめ

金を購入するときには他の業者ももちろん選択肢にできます。

ただ、金購入の注意点を考慮したサービスを提供している業者は決して多いわけではありません。

ルミゴールドでは金の購入も保管もしやすくしています。

購入価格も明確でわかりやすい業者なので、これから金を資産として運用していきたいときにはルミゴールドをぜひ活用してみてください。