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はじめての金取引!失敗しないための注意点

はじめての金取引!失敗しないための注意点

金取引をやってみたいけれど、失敗が不安で始められないという人はいませんか?金の資産価値が高く、今後も魅力があると知って取引をしていきたいと考えるようになった人もいるでしょう。

金取引に初めてチャレンジするときには、金の特徴を理解して、合理的な運用をしていくのが重要です。

この記事では金取引に興味を持ち始めた初心者のために、金取引で失敗しないためのノウハウを紹介します。メリット・デメリットも理解して資産運用に活用していきましょう。

金取引の特徴は

金取引は資産運用の方法としてどのような特徴があるのでしょうか。現金資産を金地金などに交換して保有するのが金取引の基本です。

資産運用で金を検討するときには、金取引そのものの特徴を理解するのが大切です。まずは金の性質に基づいて金取引の特徴を見ていきましょう。

金取引の特徴

※各項目をクリックするとそれぞれの項目冒頭へ移動します。

希少性が高い魅力的な資産

金は希少性が高い資産です。金の埋蔵量は限られていて、現在の技術で採掘できる金は既に三分の二程度が掘り出されてしまったと言われています。

金産出国では年間の産出量を制限して当面の安定供給をできるようにしているのが現状です。

2021年の金の産出量
中国

370t

オーストラリア

330t

ロシア

300t

米国

180t

カナダ

170t

ガーナ

130t

メキシコ
南アフリカ
ウズベキスタン

100t

インドネシア
ペルー

90t

金の供給が制限されている一方で、宝飾品としての金の人気は絶えません。さらに電気電子部品や医療材料などとしても金が使われるようになり、需要は高騰する一方になっています。

そのため、希少性が高くて資産価値の高騰を期待できるのが金の特徴です。

安全資産としての人気

金は安定資産として世界的に人気があります。金取引によって金を資産として持つ資産家が多いのは、価値がゼロになるリスクがないからです。

金は実物資産としての価値があり、世界中で魅力のある金属として認められています。日本円や米ドルなどの貨幣は国によって価値が保証されているのが特徴で、国が亡くなってしまったら貨幣はただの紙切れになってしまいます。

しかし、国が倒れたとしても金は価値を失うことなく、資産として活用することが可能です。そのため、戦争やパンデミックなどが起きたときには国の滅亡を不安に思い、金取引によって金を手に入れる人が多い傾向があります。

価値の普遍性と不変性

金は価値の普遍性を持っているのが特徴です。金の美しさに対する認識はどの国でも持っています。

金は祭具や宝飾品として用いられてきた歴史があり、高級品としての共通認識があります。そのため、どの国でも資産価値を認めてもらえるのが金の魅力です。

さらに金の価値は不変性も兼ね備えています。一般的な金属とは違って酸化による錆びや腐食を受けるリスクがありません。

金属のイオン化傾向

K(カリウム) Ca(カルシウム) Na(ナトリウム) Mg(マグネシウム) Al(アルミニウム)
Zn(亜鉛) Fe(鉄) Ni(ニッケル) >Sn(スズ) Pb(鉛)
Cu(銅) Hg(水銀) Ag(銀) Pt(プラチナ) Au(金)

金を長期的に保有している間に、劣化して資産価値を失うことはありません。

安定して高い換金性

金取引は換金性が高いのが特徴です。金の価値が普遍的に認められているため、売りたいときには時価で売却するのが比較的簡単です。

価値が広く認識されていないと買い手が見つからなくて現金にできないトラブルが起こる可能性があります。

しかし、金は希少性もあり、欲しいと考えている人が世界を見ればたくさんいます。そのため、換金したいときにはいつでもできるというくらいに取引をしやすいのが金の特徴です。

幅広い投資額範囲

金取引は投資額の範囲が幅広いのも特徴です。金取引では金地金や金貨の売買をするのが一般的になっています。

金地金の場合には1gあたり8,500円前後が相場です。10gくらいの小さな金地金も購入できるので、少額投資ができます。

金地金相場
ルミゴールド株式会社

8,031円

田中貴金属

8,742円

三菱マテリアル

8,760円

※2022年10月25日10:00時点の価格となります。

プール共有型金商品を取り扱っている業者なら1g単位での購入も可能です。また、金の取り扱い業者が大量の金を保有しているため、巨額の取引にも対応してくれます。

資金状況や資産運用の方針に合わせて、投資額を自由に調整できるのは金取引の特徴です。資産運用の方法として注目を浴びるようになった理由でもあります。

金取引のメリット・デメリット

金取引によって資産運用をするのにはメリットもデメリットもあります。必ずしも金取引がベストとは限らないので気を付けましょう。

ここでは金取引のメリットとデメリットを詳しく紹介します。

メリット

金の特徴を踏まえると、金取引には大きなメリットがあると感じた人も多いでしょう。

ここでは資産運用の観点から金取引をするメリットを解説します。

実物資産としての安定性がある

金取引による資産運用は実物資産としての金の価値を生かせるのがメリットです。日本円や米ドルのように国が発行している通貨は、あくまで国が存在することによって価値が保証されています。

国がなくなったら価値がゼロになるだけでなく、国の経済状況が悪化したときにも価値は低下するリスクがあるのが通貨です。しかし、実物資産の金は安定的に価値を持ち続けます。

貴金属の中でも金は安定性が高く、長期保有によって価値が損なわれることはほぼありません。

そのため、社会や経済の情勢にかかわらず、いつまでも安定した価値のある資産として保有できるのが金のメリットです。

世界で価値が変わらない

金は世界共通の価値を持つ資産です。アメリカやヨーロッパなどの先進国だけでなく、発展途上国でも金は価値の高い資産として認められています。

希少性が高くて見た目でも美しい金は世界のどこに行ったとしても変わらぬ価値があるのが特徴です。金の取引相場はロンドン市場によってほぼ決まっていて、世界各国で取引相場が決まっています。

どの国に行ったとしても、貨幣が必要なときには金取引をすれば金の価値に相当する貨幣を手に入れることが可能です。

金の価値は普遍性があるので金取引によって手に入れた資産の価値は下がることがほとんどありません。

インフレに強い

資産運用で金取引をするメリットはインフレに強いことです。インフレが起こると物価の上昇によってモノの価値が高騰していきます。

インフレが進むと商品やサービスの価格が上がってしまい、通貨で購入するのが大変になりがちです。インフレはモノに対して通貨の価値が下がっている経済情勢だと解釈することもできます。

インフレ
通貨 モノの価値

日本円などの通貨のまま資産を持っていると価値が下がってしまいますが、モノとして保有していれば資産価値が上がります。

金は資産価値が高いモノの代表格なので、インフレのときには相対価値が高くなるのが魅力です。

金取引はインフレ傾向がある経済情勢のときに特にメリットがあります。

美しさを鑑賞できる

金取引は金の美しさを鑑賞できるのが魅力です。金を購入したら金地金や金貨を手元に置くことができます。

資産運用を通して金地金をインテリアとして飾ったり、金庫に保管して来客があったときに見せたりすることが可能です。

金は美しさゆえに紀元前の四大文明の時代から信仰対象にもなっていました。万人が認める美しさを持っている金をいつでも鑑賞できるのは金取引のメリットです。

デメリット

金取引の特徴を理解すると安直に金取引が良いと言えないことも想像できた人もいるでしょう。

ここでは金取引によって資産運用をするデメリットを説明します。

配当金や分配金がない

金取引をしても配当金や分配金がないのはデメリットです。

利益の出し方
株式投資

・配当金
・株主優待

債券投資

・利息
・分配金

金取引

・金が値上がりしたタイミングで売却

株式投資をした場合には定期的に配当金を受け取ることができます。投資先によっては株主優待も手に入れることが可能です。

債券投資をすれば利息が手に入り、投資信託をすれば業績が良いときには分配金を獲得できます。

金取引では金を保有するだけなので、特に配当金や分配金などはありません。金を購入したら自然に資産が増えていくということはないため、通貨をベースにして利益を出すには金が値上がりしたタイミングで売却することが必要です。

金の価格が購入時点よりも高くなれば利益を出せる可能性があります。

ただ、金取引では購入手数料や売却手数料がかかる場合が多いので、手数料の分も利益を出せるタイミングで売買をしなければなりません。

配当金や分配金がないので、利益を出すにはいつも金の相場価格を気にかけている必要があります。売るタイミングを逃して悔しい思いをすることもあるので、ストレスが大きくなる場合もあります。

デフレに弱い

金取引による資産運用はデフレに弱いのがデメリットです。

インフレのときには通貨に対して金の相対価値が上がるのはメリットです。しかし、デフレになったときには物価が下がるので、金の価値も下がってしまいます。

デフレ
通貨 モノの価値

インフレが進んでいる限りは問題はありませんが、デフレが続くと損をするリスクがあるので注意が必要です。

ただ、歴史的に見るとインフレとデフレは交互に繰り返してきています。たとえデフレになって金の価値が下がったとしても、そのまま保有していればいつかはインフレになって金の価値が上がるでしょう。

デフレになったときに現金が必要になって金を売却しなければならなくなったというときには損失を覚悟しなければなりません。

為替変動リスクがある

金取引は為替変動リスクを伴います。金は快適にドル建てで取引されているため、金の相場価格は米ドルとの相対価値によって定められます。

そのため、金を日本円で購入するときには米ドルを購入してから、米ドルで金を購入することになると考えた方が良いでしょう。

世界的には金の価格が横ばいだったとしても、円高ドル安になると円に対する金の価格は下がります。逆に円安ドル高になれば金の価格は上がります。

円と金価格
円価格 金価格

金の価値が上がっていたとしても、円高が進むと円に対する金の価値は低くなることもあり得ます。このような為替変動リスクがあるのが金取引のデメリットです。

単純に金の価値だけを考えて取引をすることはできない点に注意しましょう。

盗難リスクの対策が必要になる

金取引は金地金や金貨の盗難リスクがあるのがデメリットです。金取引をして金地金や金貨を手に入れた場合には、盗まれてしまった時点で資産がなくなります。

現金を持っているのと基本的には同じです。ただ、金を鑑賞したいと考えてリビングに飾っていた場合には、外から見えてしまって悪意のある人に忍び込まれて盗難されるリスクが高くなります。

金取引をして金の美しさを鑑賞したい場合には、普段は金庫に入れておいて、鑑賞したいときだけ取り出すといった工夫が必要です。

特に鑑賞を重視しないのであれば、金取引の業者に依頼して保管してもらうのが合理的でしょう。銀行や証券会社などでも金の保管を取り扱っていることもありますが、金の専門会社に依頼した方がプロなので安全です。

ただ、銀行などの金融機関に保管を依頼する場合にも金の専門会社に保管してもらう場合にも保管料がかかるのが一般的です。

保管コストがかかることを加味して金取引を進めなければ、資産を増やせないのがデメリットです。

まとめ

金取引は金の希少性や世界中で認められている普遍的な価値の高さ、価値の不変性や安定性などを生かすことができる資産運用の方法です。

金取引にはインフレに強く、安定した世界的価値のある資産を手に入れられるメリットがあります。しかし、デフレには弱く、保有していても配当金や分配金がないのはデメリットです。

ただ、実物資産として金は価値を失うことはないので、資産の一つとしてポートフォリオに組み込むと資産の安全を確保できます。

金取引にすべての資産をつぎ込む必要はないので、安全資産を手に入れるという考え方で金取引を始めるのがおすすめです。

金取引のオススメ業者

金取引のオススメ業者

金取引をするときにはどの業者を選んだらよいか迷ってしまいがちです。金取引のメリット・デメリットを考慮すると、金取引を始めるときにはルミゴールドを利用するのがおすすめです。

ルミゴールドではオンラインでいつでも気軽に金の売買ができる金取引サービスを提供しています。金地金のプール共有型金商品を取り扱っているため、1グラム単位での少額の売買を自由におこなえるのがルミゴールドの魅力です。

また、ルミゴールドで金を購入したときには、金を保管料無料で安全な金庫に保管してもらうことができます。金の盗難リスクを考えることも、保管コストを考慮することもいらないため、気軽に金取引を始められます。

初心者でも利用しやすい金取引サービスなので、ルミゴールドで資産運用を始めてみましょう。