金購入には手数料がかかる!詳しく解説

金購入には手数料がかかる!詳しく解説

金購入をするときに手数料がかかるのが不安になっていませんか。

資産運用をするときには多かれ少なかれ手数料の支払いが必要になる場合がほとんどです。金地金を購入するときにも手数料がかかるのが一般的になっています。

ただ、金を買うだけなのになぜ手数料がかかるのかが疑問になっている人もいるでしょう。

商品をスーパーやコンビニで買っても手数料を取られることはありません。何が金と一般的な商品で違うのでしょうか。

この記事では手数料がかかる理由と、手数料の意味を詳しく解説します。

金購入時の手数料はどうして必要になるのか

金を購入するときには手数料がかかる場合がほとんどです。金の現物を買うだけなら金の相場通りのお金を支払って、対価交換できるのが理想的でしょう。

なぜ金を購入するときに手数料が必要になるのでしょうか。まずは金の購入時に手数料がかかる理由を理解して、取引業者の選び方のポイントを考えていきましょう。

手数料によって業者が利益を得ているから

金購入時に手数料がかかるのは金業界における利益構造に由来しています。

金の売買を取り扱っている業者では、顧客との取引によって利益を上げなければビジネスとして成り立ちません。

市場価格と同額でそのまま金を販売してしまうと、業者としては事務手続きや金の受け渡しなどのために人件費がかかります。

金をすぐに買いたいという人のために金の在庫を確保しておくと保管や管理のコストも負担しなければなりません。

このようなコストを上回る利益を金の売買取引を通じて手に入れることが業者にとって不可欠です。

貴金属の販売・買取では売買の差額によって収益を上げるのが基本です。そのため、金を購入するときにも手数料の負担が求められています。

金の加工でコストがかかっているから

金の加工にコストがかかっていて、購入者に負担してもらう仕組みになっているのも金購入時に手数料がかかる理由です。

一般的に金地金は500gか1kgで製造されていますが、金を購入するときには10gや100gといった少量を購入したい場合も多いでしょう。

100gでも近年の相場では85万円くらいの資金がなければ購入できません。1kgを購入するには850万円くらい必要なので手が出ないと思う人もいて当然です。

買取業者への請求金額
金の価格 約85万円/100g × 購入量 1kg = 購入価格 約850万円

金の取り扱い業者では輸入した金地金をそのまま販売せずに、溶解して再度鋳造することにより小型の金地金を製造しています。

溶解・鋳造による金の加工をしているのは自社の刻印をして品質保証もできるようにするという目的もあります。

金インゴット

金の加工にはもちろんコストがかかるので、受益者負担という考え方で購入手数料が請求されているのが一般的です。

金地金100gの売買手数料
田中貴金属工業

購入:16,500円

三菱マテリアル

購入:8,250円

楽天証券

購入:購入代金×1.65%

ただ、購入時の手数料は重量によって異なり、500g以上の場合には手数料がかからないのが日本では標準的です。

500g未満の場合には加工コストの負担が必要で、数千円~16,500円を支払う必要があります。

引き渡しに送料がかかるから

金の取り扱い業者は金の現物を国内に保管せずに海外の安全な金庫に保管している場合が大半を占めています。

金を購入して手元に置きたい場合には引き渡しのために送料を手数料として負担することが必要です。多くの業者では実費負担か実費に近い金額での一律負担が求められています。

引き渡しにかかる送料の実費は保管されている国や為替レートによる影響を受けます。

引出手数料・送料目安
田中貴金属

送料全国一律2,200円
一口25kg

楽天証券

現物受取手数料5,500円~
発送料2,200円/回

三菱マテリアル

引出手数料3,300円~
送料1,650円/回

典型的には2,000円~5,000円くらいですが、金の数量によっては数万円になる場合もあるので注意が必要です。

業者としては金の引き渡しを希望する人のためのサービスとして位置づけているため、実費以上の負担をすることになる場合がほとんどです。

店頭で受け取れる場合には送料はかかりませんが、オンライン取引が主流になっている現代では送料負担について意識する必要があります。

受け取らない場合には保管料がかかるから

送料負担をなくすには金を買っても受け取らないという選択肢があります。

金の取り扱い業者に金をそのまま保管してもらうことが可能です。受け取らない場合には送料がかかりませんが、業者によっては保管料を請求されます。

金を購入してから継続的にかかる手数料のことが多く、毎月数千円程度の負担が必要です。

保管サービス料金の目安
三井住友銀行

11,000円~23,100円
6ヶ月利用

三菱UFJ銀行

16,170円~29,700円
年間利用

田中貴金属

5,500円
1kgあたり

ルミゴールド

なし

金の保管料は業者によっては無料になっていることもあります。金の購入や売却に伴う手数料でバッファーしているのが一般的です。

保管料がかからない場合には金の保有期間が長くなったとしても手数料負担が大きくなることがありません。

金を購入した後、長期的に保有して運用していきたいときには保管料がかからない業者が魅力的でしょう。

手数料が明確な業者がおすすめ

金を購入するときには多かれ少なかれ手数料がかかるのが当然です。手数料がかからなかったとしたら、金の取り扱い業者が倒産することになりかねません。

正当な手数料を利用者から申し受けている業者は誠実なので安心して利用できます。

購入手数料だけでなく、売却手数料や送料、保管料などについて明確にしていて、利用者が納得できるようにしている業者なら信頼できるでしょう。

金を購入するときの業者選びで重要なポイントです。

ルミゴールドは手数料をサポートに連絡することで内訳も明確にして遅滞なく開示しています。

ルミゴールド

手数料を公式サイトで定額表示している業者もありますが、どのくらいの手数料を取るのが業者にとって妥当かは金相場や金の取引状況によって変わっていきます。

時勢を考慮して現在の手数料を明確化しているルミゴールドなら、手数料を抑えて金の購入と運用をすることができます。

手数料が安い、またはかからない業者の方が良いのか?

金購入の手数料は他社に比べて安くしているところも、手数料を無料にしているところもあります。購入手数料だけでなく、送料や保管料についても同様です。

このような金購入にかかわる手数料は安い方が良いのでしょうか。まったく手数料がかからない業者が理想的だと思うかもしれません。

しかし、金購入の手数料がかからない場合にはリスクがあります。

ここでは手数料の大きさと取引のリスクの関係について解説します。

手数料が安いと店頭価格が高いリスクがある

金購入の手数料が安い場合には他の業者に比べて収益が低くなるのは明らかでしょう。手数料を安くした分だけ、どこかで利益を得なければ業者は経営を続けることができません。

手数料が他社と比べて半分だったとしたら、金売買のサービスの運営コストを下げて利益を確保するか、手数料の半額分を他の方法で手に入れることが業者にとっては不可欠です。

手数料が安い場合には店頭価格が他社よりも高い場合があります。店頭価格は必ずしも金の市場価格とは一致しません。

店頭価格は業者が自由に決めることができるため、他社に比べるとかなり高いと言う場合もあるので気を付けましょう。

一般的には店頭での金の購入価格と売却価格の間にスプレッドがあります。スプレッドを大きくすることで売買手数料を下げるというのはよくある販売戦略です。

手数料が安いからといって飛びつかずに、店頭価格を他社と比較してから購入する業者を選ぶのがおすすめです。

業者 購入価格
ルミゴールド

8,056円/g

田中貴金属

店頭:8,740円/g
ネット:8,735円/g

北辰物産株式会社

8,745円/g

※2022年11月7日9:30時点の価格となります。

購入手数料がかからない代わりに売却手数料が高い場合がある

金の購入に手数料がかからない代わりに、金を売却したいと思ったときに手数料が高い業者もあります。

金を運用することで利益を得たいと思っている人は、金を買ったら将来的には売って現金を増やすことを想定しているでしょう。

購入手数料が安かったら、他社に比べて買いやすいという印象を持ちます。しかし、売りたいと思ったときには他社よりも高い売却手数料を請求されるというのが典型例です。

金地金100gの売却手数料
田中貴金属工業

16,500円

三菱マテリアル

11,000円

楽天証券

5,500円

ルミゴールド

サポートに問い合わせ

また、売却するときに数量が大きいときだけ手数料が無料になっていることもあります。すると、金を追加購入して手数料無料になるようにしたいという気持ちが生まれるでしょう。

さらに金を買ってもらうための販売戦略になっています。業者によっては購入手数料を無料にして、売買手数料を高くしているケースもあるので注意しましょう。

手数料がない代わりに重量の選択肢が少ないことがある

金の購入手数料がかからない業者では金の重量の選択肢が少ないことがあります。金の購入で手数料がかかる理由として大きいのは金の加工にコストがかかるからです。

500g以上であれば金の購入手数料はかからないのが業界標準になっています。手数料無料と銘打っていても、1kgの金地金しか取り扱いがないというケースもあります。

一般的な金地金グラム数
10g 20g 50g
100g 200g 500g
1kg

細かくさまざまな重量の金地金を用意している業者ほど購入手数料は高くなりがちです。

少額資産を金にしたいときや、相続対策のために小分けをしたいときには気を付けましょう。

業者によっては円単位・グラム単位で購入できるプール共有型金商品も取り扱っています。購入する金の数量の自由度が高く、資金に応じて購入できるので便利です。

ルミゴールドではプール共有型金商品を取り扱っているので、手数料を問い合わせて利用を検討してみましょう。

保管料や送料についても注意した方が良い

金の購入時にかかる保管料や送料については業者によって大差があるので注意しましょう。

金取り扱い業者では基本的に保管コストを下げるために海外に金を保管しています。

国によって金庫の管理にかかる費用には違いがあるだけでなく、業者が保有あるいは保管している金の量によっても費用が変わります。

そのため、同じ国に保管していたとしても業者によって保管料には違いがあるので注意しましょう。

保管料は無料にしている業者が多くなってきているので、有料の場合に購入価格や売却価格などでメリットがあるかどうかを検討するのがおすすめです。

金を自分で手元に持って保管したい場合には金の購入時に送ってもらう必要があります。

送料は業者が保管している国による違いが大きく、輸送コストが高い国に保管している場合には送料負担も大きくなります。

送料は無料ということはほとんどなく、実費以上の送料を請求されるのが一般的です。手元に金の現物を持ちたい場合には送料も比較検討した方が良いでしょう。

適正な手数料を取っている業者がおすすめ

金の購入にかかる手数料は安ければ良いというわけではありません。

金の取り扱い業者は必ず利益を得なければビジネスとして成立しないので、売買の取引をする過程で利益を得られるビジネスモデルにしています。

購入手数料が無料の場合には、売却手数料や送料などを通して利益を得る形を整えていると考えた方が良いでしょう。

適正な手数料を取っていて、いくらなのかを購入前に確認できる業者を選ぶのがおすすめです。

ルミゴールドは手数料無料というわけではなく、状況に応じて適正な手数料を提示するために問い合わせに応じて明示する仕組みにしています。

ただ、金を長期保有したいという人が多いことから、ルミゴールドでは保管料については一律で無料にしています。

利用者のニーズも考慮した手数料体系にしているので、金を購入するときにはルミゴールドをまずは検討してみましょう。

まとめ

金の取り扱い業者は金の売買を通じて利益を得なければビジネスにならないので、手数料によって収益を得るビジネスモデルにしています。

金を購入するときに手数料がかかるのは業者が金の売買のサービスを提供し続ける上で不可欠だからです。

ただ、金の購入時には購入手数料だけでなく送料がかかることもあります。金を送付してもらわない場合には保管料がずっとかかる場合もあるので注意しましょう。

金を購入するときには買取手数料、送料、保管料だけでなく、売却手数料もいくらなのかを明確にして決めるのが大切です。

金は長期的に保有して資産価値を上げるのが効果的な投資方法として知られています。保管料は無料で気兼ねなく長期保有をできるようにするのが合理的でしょう。

他の手数料が明確になっている業者を選べば、納得して金を購入して運用できます。

ルミゴールドは保管料無料で手数料も問い合わせに応じて開示している金取り扱い業者です。

プール共有型金商品を取り扱っていて、円単位、グラム単位での金の購入ができる魅力があるので、金の購入をするならルミゴールドを検討してみてください。